季節の色を楽しむ

緊急事態宣言も解除となり

街は随分落ち着いてきました。

止まっていた色々な物が動き始め

急に仕事も忙しくなって気がします。

バタバタと日々を過ごしている間に、

秋も終盤に差し掛かり、

公園の木々もすっかり色付き、

紅葉も真っ盛りを迎えています。

時間が経つのは早いもので、

久しぶりのブログとなってしまいました。

春の可愛い色や夏の元気な色も大好きですが、

この季節にしか楽しむことができない秋の紅葉。

こんな風景を見ると

日本人に生まれて良かったと思える

瞬間のような気がします。


でも何故?

紅葉には赤い色と黄色い色があるのでしょうか?

元々は、どちらも緑の葉っぱです。

でも秋になると、赤くなる葉っぱ黄色に葉っぱがある。

不思議ですよね。

調べてみると、その違いには葉っぱの中に含まれる物質に

違いがあるようです。

葉っぱが緑なのはクロロというフィルという物質が関係します。

気温が下がりそのクロロフィルが分解され

カロチノイドという物質が残ることで黄色くなります。

カロチノイドの黄色い色は

人参のオレンジ色のβカロチンの仲間だそうです。

そして赤い色は、

葉っぱの中にあるアントシアニンという物質が増えることで

赤く色づくぞうです。


このアントシアニンは、

ブドウの皮やリンゴの皮の紫や赤の色素と

同じ物質だそうです。

そこに気温や日照時間などの条件ががさなり作り出される。

紅葉とは自然の中にある科学的反応から生み出される

色の芸術なんですね~。

色って本当に不思議です。

こうして考えると、いつもの紅葉も

ちょっと違って見えるような気がします。

紅葉の季節もあと少し。

皆様も色の違いを観察しながら

楽しんでみて下さいね。


色の魔法で未来を変える!  色彩幸師   工藤真紀

<プロフィール> カルチャーセンターや大手百貨店でのカラーセミナー、企業やショッピングモールにてパーソナルカラー診断イベントなどを担当。 診断数は延べ 600 人以上。 色の魔法の効果をわかりやすく伝える色彩心理の専門家として学校教育関係、PTA、 商工会、行政、ビジネスマン、生保営業、経営者層など幅広い業界や階層から講演に招致されている。 関西の美容専門学校や大学等で非常勤講師も務める。

0コメント

  • 1000 / 1000